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【コンテンツ紹介】見るたびに模様が変わる映像作品/アーティスト・松山周平

トンネル東京コンテンツ紹介!生物のような動きをプログラムで再現したリアルタイムレンダリング作品


こんにちは、トンネル東京・管理室です!
今回は、トンネル東京の顔である巨大LEDスクリーンに映し出される映像作品の一部を紹介していきたいと思います!

今日紹介するのは、当施設の設計・デザイン段階からプロジェクトに携わってくださっている株式会社ティーアンドエスの松山周平さんが、トンネル東京のオープンに合わせて提供してくださった作品です。



プロフィール(HPより)

松山周平

株式会社ティーアンドエス 新規事業開発室(THINK & SENSE) マネージャー
クリエイティブレーベルnor所属

先端技術を活かした広告展示やインタラクティブなパフォーマンスを得意とする。オーディオ・ビジュアル作品、インタラクティブなインスタレーション、など多岐に渡る活動を行っている。外資系PCメーカーの製品発表会演出や、VRテーマパーク内のインタラクティブなプロジェクションマッピングなどを手掛ける。また、MR、ドローンなどの技術を用いた大手企業との共同研究にも従事。MR技術を用いた、情報管理システムなどの開発を担当する。またTouchDesigner User Group Japanを主催し、ワークショップや、ハッカソンなどのイベント主催技術普及活動にも力を入れている。
また、クリエーティブレーベル「nor」に参画し、アートフェスティバル、美術館での展示も行っている。
著書に「Visual Thinking with TouchDesigner」がある。

HP:https://www.shuhei-matsuyama.com/



見るたびに模様が変わる、生き物のような映像

こちらの作品(写真上)には、「リアルタイムレンダリング」という技術が使われており、一見似たような模様が映し出されますが、実は時間の流れとともに模様が変化しており、毎回違ったデザインが完成するという仕組みになっています。

リアルタイムレンダリングとは、コンピュータプログラムを用いて、数値データを計算し表示を行う「レンダリング」という作業をリアルタイムで行うもので、ゲームや映像制作において主に使われています。

今回の作品では、この元となる計算式にて三角関数(sin, cos, tan)を組み合わせることで、まるで生きているかのような揺れやランダム性をプログラムで表現しています。


LEDビジョンの「黒」を生かして

トンネル東京で扱っている松山さんの作品は、すべて設立時にトンネル東京の空間イメージに合わせてデザインされたものだそうです。

なので、このLEDビジョンの強みである「黒」の良さを最大限活かした作品にすべく、どの作品も黒い余白部分を多めにとってあるとのことです。

というのも、LEDディスプレイは、カラーフィルター自体がみずから発光するため、バックライトでカラーパネルを照らす液晶ディスプレイと違い、漆黒を表現することができます。
一方、液晶ディスプレイでは、完全にバックライトの光を完全に遮断することができないため、少し白っぽく光ったような黒になってしまいます。


普段何気なく見ているデジタルアートの裏側を知ると、いろんな見方ができてより面白いですね!
トンネル東京では、松山さんの他の作品や、他のアーティストの方の作品など、たくさんのコンテンツがあるので、そちらも順次ご紹介していきたいと思います。

以上、トンネル東京・管理室でした!